「これくらいなら」と安全の基本がおざなりに

 今回も、タカラ物流システム(株)で撮影したフォークリフトに設置されたドライブレコーダーの映像をみてください。

 

 このフォークリフト・オペレーターの行動のどこに問題があると感じますか?
 

■基本的な安全措置をないがしろにしている

 

 ドライブレコーダーが撮影した映像の右側はフォークリフトの爪(フォーク)が映った画像で、左側はオペレーターの操作や頭の動きなどが映っています。

 

 映像を見て、なぜこのオペレータが不安全行動の見本であるかわかりますか?

 

 この人もベテラン作業者でスピーディーに行動していますが、フォークリフトのフォーク(爪)の位置に注目してください。荷物が積まれていないフォークリフトの爪を降ろさずに走行し、停車して運転席から降りたとき爪が浮いたままとなっています。


■「この程度は大丈夫」という気持ちが、不安全行動に結びつく

 倉庫の中は広くてフォークリフトの姿も周囲からよく見える場所なので、爪が浮いたままでも大丈夫だろうという意識が垣間見えます。

 

 実際に、この場面では事故は起こっていませんが、こうした行動が積み重なり、他のオペーレーターも真似をして爪が浮いたままの駐停車が当たり前になったとき、事故が発生する危険があります。

 

 皆がこのような行動をしていると、危険について鈍感になり、爪を少しぐらい上げて止まっているのは「普通のこと」と感じてしまいがちです。あるいは、基本からは逸脱していることは意識していても、「これくらいは大丈夫な範囲だ」と甘い判断をしがちとなります。

 

 管理者としてはこうした不安全行動が職場で横行していないか、ときどきチェックして、もし、こうした例が見られるようであれば、本来の基本的な安全行動ができるように指導をしなければならないでしょう。

 

 実際に、こんな事故が発生しています!  → 続きを読む